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第16回 : ちょっとした工夫でデザイン上級者に見えちゃう技

  • popkit
  • 7月15日
  • 読了時間: 4分

タイトル:ちょっとした工夫でデザイン上級者に見えちゃう技

突然ですが、デザインの素人と上級者の違いって何だと思いますか?

センス?絵心?それもあるけれど、実は一番は…

「見る人に情報が伝わりやすいように、細部まで気を使って作っているかどうか」

なんです。


そのために、実は見えないところでひと手間をかけていたりします

そんな小さな積み重ねによってクオリティの高いデザインが出来上がるのです。

今回は、そんなデザインの上級者がやっているちょっとした工夫をご紹介します!

今日からマネできるテクニックがいっぱいなので、ぜひ参考にしてくださいね!



★ テクニック その1 ★

助詞の文字を小さくして

タイトルを少しでも大きく!


タイトル文字はできるだけ大きくしたい!でも文章がちょっと長いかも…

そんなとき、助詞(「が」「は」「も」「の」「を」など)を小さくするのがおすすめ!

そもそも助詞は付属語であり、それ自体に意味はないので、小さくしても伝わり方は変わりません。逆に、小さくすることによって意味のある他の言葉を強調することができます

さらに、デザインに強弱がつくことで見た目にもリズムができます。このとき、小さい文字と大きい文字は下のラインでそろえましょう。

助詞の文字を小さくするとタイトルをもっと大きくできる


★ テクニック その2★

文字は黒よりグレーやブラウン

の方がオシャレな印象になる


黒の文字は見やすく読みやすいですが、POPの雰囲気をもっとオシャレにみせたいなら、濃いめの「グレー」「ブラウン」にしてみましょう。

読みやすさを損ねないのに、柔らかくオシャレな印象に変わります。

美容系や雑貨店などにはピッタリですね。

反対に、シニアのお客様が多い場合などは、コントラスト(明暗の差)がはっきりしているほうが読みやすく好まれますので、そのときは真っ黒にするのがおすすめです。伝えたい相手に合わせて、文字色をセレクトできればもう上級者!

POPの文字カラーはグレーやブラウンを使うとおしゃれに見える


★ テクニック その3 ★

金額の表記は

数字を大きく、他は小さく


POPに欠かせないのが金額表示。そのまま文字打ちするだけではスペースが必要になるし、肝心の金額が目立ちません。

お客様がひと目で金額を認識できるように、数字を大きく、その他の要素を小さくして、一番先に数字に目がいくようにしましょう。

「円¥」を小さくすることで価格への心理的ハードルが下がり販売数が伸びた、という事例もあります。金額を表記するときにはぜひ意識してみてくださいね!

価格の表記は数字を大きく他を小さくすると読みやすく金額が目立つ


★ テクニック その4★

日付の表記は月日を大きく

省スペースにする工夫を


金額と同様、日付の表記にもひと工夫を。お客様が一番知りたいのは「月日」です。それ以外の要素は小さくても問題はありません。

すべてを同じサイズで表記すると、スペースがたくさん必要になりますが、「月日」だけを強調するだけで省スペースになります。さらにドット(.)やスラッシュ(/)などを使えば、より小さいスペースで情報が伝わりますよ。

日付の表記はレイアウトで省スペースに工夫できる


★ テクニック その5★ 行間を広めにすることで

読みやすくなる & 垢抜ける


複数行のあるテキストを打つときに、デフォルト設定のままだと行間が詰まっていて読みづらいと感じる時があります(フォントによって行間は異なります)。行間を意識的に広めに調整することで読みやすくなり、さらに印象がスッキリし垢抜けるという効果もあります!

ついでに、きりのいい単語で改行するなどの工夫を。文章ひとつにも気を抜かずに微調整をするのが上級者なのです。

行間を広くすると読みやすくなる


★ テクニック その6★

読む方向に変化をつけて

レイアウトにアクセントを


情報量の多いPOPを作るときに、すべての要素を同じ方向にならべてしまいがちですが、そんなときにちょっとひと工夫!

1つのPOPの中で、「読む方向」に変化をつけてみましょう。それだけで、レイアウトが単調ではなくなり、デザインが1ランクアップして見えます。

POPを見るお客様の目線の流れを意識して変化を作ることができれば、もうデザイン上級者です!

POPを読む方向に変化があれば読みやすくなる_before
POPを読む方向に変化があれば読みやすくなる_afterその1
POPを読む方向に変化があれば読みやすくなる_afterその2

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今回紹介したテクニックはどれもひと手間がかかりますし、忙しい中で作るPOPにおいて必ずやらなければいけないことではありません。

ですが、小さな工夫の積み重ねでクオリティというのは不思議なくらい上がるものです

そして、その積み重ねによって「なんだか…プロに頼んだPOPみたいだね!」と周囲に驚かれるようになるかもしれません!

できることからぜひ心掛けてみてくださいね!





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