POPを作成したけれど、お客様の反応がイマイチかも…そんなときはPOPの改善が必要かもしれません。今回は、よくあるNGPOP集をお届けします!
Before & Afterで改善バージョンもお見せしていきますので参考にしてくださいね。
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【NGパターンその1】
文章で語りすぎちゃった…
作り手のこだわりが強いあまり、長い文章で語ってしまっています。
しかし、お客様がPOPを読むのは一瞬だけ。じっくり長い文章を読んでもらうのは難しいのです。
言いたいことはたくさんありますが、厳選して「3つの箇条書き」にしてみましょう。文章は短く、10文字前後で!それだけでもOKですが、食べたときの感情の吹き出しを入れると親しみやすさがUPし、共感を生みますね。
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【NGパターンその2】
色がはっきりせず読みづらい…
春のキャンペーンのお知らせPOP、一見春らしい雰囲気には仕上がっていますが、思わず目をゴシゴシこすってしまいそうな読みづらさ…
背景色と文字色のコントラスト(差)をはっきりさせることで、ずいぶん読みやすくなりました。
■濃い色の背景には薄い文字、薄い色の背景には濃い文字
■違う色の輪郭をつけてはっきりさせる
■文字の後ろにフレームを入れて見やすくする
などの工夫をすることをおすすめします!
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【NGパターンその3】
枠からはみ出し、端までいっぱい
勢いは感じるのですが、背景のフレーム枠をはみだし、端までいっぱいいっぱいになっています。読みづらいし、なんだか野暮ったくみえてしまいます。
背景のフレーム枠からはみださず、さらに各要素の周囲に余白をとることを意識してレイアウトしましょう。文字が小さくなっても、読みやすさが格段にアップしているので問題ありません!きちんと余白をとったPOPを使用することで、売場全体が洗練されますよ。
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【NGパターンその4】
グループ分けがはっきりしない
よくあるランチメニュー。さて、この3つのメニューのうち「菜の花のクリームソースパスタ」の写真はどれでしょう?あれ?どの写真でもあてはまるような…
メニューと写真をセットにして線で仕切りました。これで間違える人はいませんね。
POPに複数の情報を入れる場合、しっかり情報をグループ化し区切る必要があります。線で区切る、背景色で区切る、余白を入れて区切る、などの方法があります。
作り手側は知っている内容だから、自分では分かりづらくなっていることに気づかないというのもPOP作りの落とし穴なのです。
POPを作った後、第三者に見てもらい客観的な意見をもらうこともおすすめです!
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【NGパターンその5】
同じ内容が重複してる!
季節限定のスイーツPOP、賑やかで楽しそうな雰囲気に仕上がりましたが、よく見てみると、同じ内容がいくつも入っているような…
まずは、情報が重複してる部分がないかチェックします。
■「新発売」「NEW」は同じ意味
■「大人気スイーツ」「めちゃくちゃ人気です」は同じ意味
■「今だけの」「季節限定」は同じ意味
■「苺Sweets」は写真を見れば分かる
■イチゴのイラストが2つ入っている
これだけ重複しているのが分かりましたか?
改善版では重複している内容を削りました。問題なく伝わりますね。
POPKITは簡単に配置ができるので、ついいろんなアイテムを入れがちですが、「意味がかぶっていないか?」「これがなくても伝わるのでは?」と最後にチェックし、情報をシンプルに削ぎ落としていくのは大切な仕上げの作業です。
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いかがでしたか?ちょっと改善するだけで、ぐっと伝わりやすくなるのがPOPデザインです。「自分のポップにあてはまるかも…」と思った方はぜひ改善してみてくださいね!
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