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第11回 : 実は大切!POPのメンテナンス


タイトル画像 第11回:実は大切!POPのメンテナンス


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〈スタッフ〉

「おはようございます~!うん、いつも通りの店内!」


〈お客様〉

「なんだか清潔感のないお店だな~、あまりここで買いたくないかも…」


ポップのメンテナンスがされていない店内

///////// 危険!スタッフの目は慣れてしまっている!? /////////


スタッフにとって、お店は日々出勤し、長時間働く場所。

POPは貼ってから時間とともに劣化していきますが、毎日その空間にいると、劣化に気づかず、POPが汚れたり破れたり、期限が切れていても気にならないことがあります。

そう、そのPOPがある景色にすっかり慣れてしまっているのです。


それに対して、お客様は初めての来店、または時間を置いて再来店されるため、目につき気になります。POPのメンテナンスがされていないと、お店の好感度は確実に下がるのです。


あなたのお店はメンテナンスができていますか?

下記の項目をチェックしていきましょう!

メンテナンスを楽にする方法も合わせてお伝えします。


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★チェック項目その1★

「POPが色褪せている、破れている」


POPの色が褪せてしまっていたり、破れていたり、設置場所から落ちそうになっていたりしませんか?


【メンテナンスを楽にするコツ】

色褪せを予防する印刷方法や、ディスプレイ器具の活用でメンテナンスの手間が削減できます。


■インクジェットプリンタの場合、「染料インク」より「顔料インク」対応の機種を選ぶ

顔料インクは、染料インクに比べて耐光性・耐水性・保存性に優れ、色あせしにくく長持ちします。


■レーザープリンタで印刷する

レーザープリンタで使用する「トナー」は定着性が高く色が滲みません。コンビニプリントもレーザープリンタです。


■ディスプレイ器具を活用

アクリル器具やポスターフレーム、POPスタンドなどを活用すれば、忙しいときでもサッと新しいPOPに差し替えすることができます。

ディスプレイ器具は種類がたくさんあるので、専用サイトで設置位置のサイズに合ったものを選んで購入しましょう。


〈おすすめサイト〉

色褪せている、破れているポップ

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★チェック項目その2★

「ラミネートが折れている・割れている・汚れている」


ラミネートしたPOPが折れたり、割れたりしていませんか?飲食店のメニューがベタベタしていませんか?


【メンテナンスを楽にするコツ】

ラミネートはPOPの強度をアップしてくれる便利なツールですが、永遠に綺麗なわけではありません。汚れやすいところに設置しているPOPやメニューは、営業前にしっかり拭いておきましょう。アルコール除菌シートを常備していれば、気づいたときにもサッと対応、除菌もできます。

また、ラミネートしてからカットしたPOPが端から剥がれているところもよく見かけます。

長持ちさせるには、ラミネートの透明余白でピッタリくっつける必要があります。

下記の手順を参考に、作り方に工夫をしましょう。

ラミネートが折れているポップ

プロが仕上げるラミネートPOP

ラミネーターが無い…という場合は「POPKITプリントショップ」をご活用ください。

【参考記事】

1枚から注文ができて、仕上がりがとてもキレイ!最大A1サイズまでラミネートできるので、ポスターの強度アップにも。



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★チェック項目その3★

「情報が古い、期限が切れている」


古い情報が入っているPOP、季節外れのPOP、期限切れキャンペーンのPOPなど、お客様に誤解を与えてしまうPOPはありませんか?


【メンテナンスを楽にするコツ】

スタッフ共通で確認できるカレンダーを作りましょう。お店の「景色」になってしまうとすっかり撤去や更新を忘れてしまいがちですが、期限が書いていれば毎日チェックができます。期限のあるPOPを貼るときは、「貼る」と「期限をカレンダーに記入する」の二つの行動をセットにしましょう。

期限が切れているPOP

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★チェック項目その4★

「ボードの手書き文字が消えている」


店頭に置いている手書きのホワイトボードやブラックボード。雨風が当たったり、出し入れをするうちに、かすれたり消えてしまったりしていませんか?


【メンテナンスを楽にするコツ】

手書きのボードを1から書き直すのは、時間と労力が必要です。また、書けるスタッフも限られてくるでしょう。

楽にするためには、「可変部分だけを書き換える」仕様にすること!

更新も簡単ですし、誰でも対応することができます。

手書き文字がかすれているPOP

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★チェック項目その5★

「店頭のぼりやタペストリーがボロボロ」


屋外に設置するのぼりやタペストリーは、雨風にさらされたり、排気ガスで汚れるため、劣化しやすいのです。汚れ、色褪せ、破れなどはありませんか?


【メンテナンスを楽にするコツ】

閉店時には室内に入れるなど、こまめにしまっておくだけでも、汚れの付き具合が変わってきます。

それでも使っていくうちに必ず劣化してしまうので、必要なときにすぐに差し替えができるように、長期間使う予定のものははあらかじめ余分に注文しておきましょう。のぼりの場合、設置場所にもよりますが、目安としては3ヶ月に一度は交換が必要です。

ボロボロになったのぼり

POPKITプリントショップでは、1枚からのぼりやタペストリーが注文できます。

必要な時に必要な枚数だけ注文できるので便利ですよ!


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★チェック項目その6★

「上から貼った訂正をそのままにしている」


時間がないときに訂正部分だけを貼り付けるのはよくあること。

急ぎの対応としてはOKですが、ずっとそのままになっていませんか?


【メンテナンスを楽にするコツ】

上から貼り付けするのはあくまでも応急処置。お客様からすると、貼り付けられた情報は元々なんだったのか?また変わるのか?とても気になります。

情報更新したPOPに貼り替えをしましょう。更新することを忘れないようにチェック項目その3で紹介した「POP期限カレンダー」に、書き込んでおきましょう。

上から修正を貼り付けたPOP

 

★究極のメンテナンス!

「オールクリアデー」のすすめ


それでもやっぱりお店全体のPOPのメンテナンスが行き届かない…そんな気持ち、よく分かります。そこで、提案したい究極の方法!

定期的に店内のすべてのPOPを剥がして、新しく設置し直す「オールクリアデー」を実施してみませんか?


【オールクリアデー:手順1】

店内の「全てのPOP」を剥がします。

剥がしたときに出来たテープ跡や、汚れやホコリなどもきれいに掃除します。

オールクリアデー:全てのPOPを剥がした店内

【オールクリアデー:手順2】

必要なPOPをすべて新規で作り、貼り直します。テープで適当に貼っていたところをPOP用の器具に変えたりして工夫することで、見栄えも美しくなり、次回のメンテナンスはもっと楽になります。

オールクリアデー:すべてのPOPを新しく作り変えた店内

★オールクリアデーのルール★

「きれいなPOP」も含めて、店内すべてのPOPを剥がします

「まだ使えそう」と思ってもすべてのPOPを破棄し、新しいPOPに更新します

できるだけ、スタッフみんなでやりましょう。その後、メンテナンスの意識がアップします

1度きりではなく、3ヶ月に1回、半年に1回など、定期的に実施しましょう。


オールクリアデーは大変な作業です。POP作成コストもかかります。

ですが、新しくすべてを設置しなおした時に、生まれ変わった店内に感動しますよ!

それはやみつきになるくらい気持ちが良い瞬間です。

そして、お客様からの第一印象・好感度も確実にアップします!


作業中「なんでこんな古いPOPを貼っていたんだろう?」とびっくりすることもあります。

これまで来店されたお客さまが見ていたと思うと、申し訳なくなりますよね。


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スタッフが思っている以上に、お客様は見ています。しっかりメンテナンスをして、

いつ見ても新鮮で清潔感のある店づくりを心がけていきましょう。

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